新しい働き方を実践する「Team WAA!」が新富町で研究をスタート!
9月15日(土)からの3日間、「Team WAA!」で選出された3名の研究生が、宮崎県新富町で新しい働き方の実現可能性を研究するため、実際に足を運び、こゆ財団メンバーと関わったり、町の皆さんとさまざまなかたちでコミュニケーションを取りながら活動しました。
「Team WAA!」とは、誰もがいきいきと自分らしく働き、豊かな人生を送れるような「新しい働き方」に共感し、実現していこうとする企業・団体・個人のネットワークです。年齢も職業も多様な方々が在籍し、定期的に集まっては「新しい働き方」を実現するための研さんを重ねています。
このプロジェクトでは、2018年9月〜11月までの3ヶ月間、研究生を3人ずつ選出し、新富町で「新しい働き方」を実践。得られた気づきや課題を元に、新富町での新しい働き方に必要な条件(環境、事前準備、人的ネットワークなど)を見出し、実践につなげようという試みです。合計9人からなる研究生は、研究終了後にレポートを提出。後日、研究発表会の開催も予定しています。
9月は男性1名、女性2名の研究生が選出され、2泊3日の行程で新富町内に滞在。途中、毎月第三日曜に開催している「こゆ夜市」や、こゆ財団が主催している農業関連のイベントにも出席しながら、町内で活動しました。
ここでは、9月研究生によるコメントをお届けします。
なお、10月は20日〜21日、11月は17日〜18日の各2日間にわたって研究を実施する予定です。
※Team WAA!の皆さんも参加した「こゆ夜市」
参加する前と後での新富町に対する印象
●自分の実家も地方にあり、新富町がどう違うのかが気になっていました。新富町ではいろんな人が前向きで、参加した農業シンポジウムの内容が充実していたり、懇親会でも農業政策や今後の行動にまで話が及んでいたりと、とても活発な印象を受けました。
●こゆ財団のメンバーの方々がすごくキラキラしている印象でした。組織の在り方も依存ではなく共存を意識されていて、すごくいいなと感じました。
●新富町の皆さんは、私たちのようによそから来た人も快く懐に入れてくださいました。
●空港から遠いところと思っていましたが、行ってみて意外に近いことに驚きました。
●人もいて、施設もあり、東京に出店してもいいのでは?と思えるお店もありました。もっとPRする余地があるように感じます。
新富町でWAA(Work Anywhere & Anytime)は実現できるか?
●新富町での時間は、若者が「働く意味を感じる」機会になると思いました。壁を壊そうとしている人たちと1週間を過ごすことで、「働かされる」のではなく「自ら働く・働きたいと思う」という状態が生まれる。ふだん東京にる会社員たちも、リモートで十分に仕事ができると思いますし、東京にいるのとは異なるアウトプットができるんじゃないだろうかと感じます。
●新富町に行くことで出てくるアイディアがありそう。何かが生まれる期待感があります。
WAA(Work Anywhe & Anytime)の実現に必要なこととは?
●新富町でいろんなチャレンジャーに出会って感じたことを、チャレンジフィールド(こゆ財団の拠点)で掲示板みたいに見える化できるとよいのでは。そこを見ただけでも、新富町の人の魅力が分かる。連絡先など、接しやすい状況もあるといいですね。
●自由に使えるパソコンがあるとよいなと思います。
●モビリティ(自動車・自転車など)のレンタルがあるといいなと思いました。
●個性的なお店はあるがウェブサイトが少ないので、情報がもっとほしいです。
●町内を通るバスの運行表などがあると便利です。
研究生からは、新富町の町民の皆さんの人柄やオープンなスタンス、いろいろなチャレンジを続けているこゆ財団のメンバーの様子などが、特に都市部で働くビジネスパーソンにいい刺激になるのでは、という気づきを多くいただきました。
町を持続可能にするうえでは人財が重要と考えるこゆ財団にとって、新富町の人財にそのような印象を持っていただけるのはとてもありがたいことです。
こゆ財団ではこのレポートを受け、10月・11月の研究に際して環境を改善し、宮崎県新富町でのWAA!の実現を引き続き推し進めていきます。