大学生や子どもたちが大活躍!「こゆ夜市」
毎月第3日曜に開催している「こゆ朝市」。その夜バージョン「こゆ夜市」が7月15日、新富町の「るぴーモール虹ヶ丘商店街」で行われました。商店街での夜市は初開催。
700人以上もの人が訪れ、にぎわう会場を歩きながら、出店者や参加者、来場者にインタビュー。いろいろな思いを聞くことができました。
こゆ地区のおいしいものや面白い人が集結
18時のスタート前から、続々と子どもたちや親子連れが集まってきます。梅雨明けしてすぐの週末。夕方といってもまだまだ日差しが力強く、まぶしい。
夜市会場には、約30店舗のグルメ屋台に加えて、昔のおもちゃ、マジック、占いのブースなども集結。
焼鳥や鮎の塩焼き、タコ焼きなどの定番から、焼きたてパンやおはぎ、パクチーソース屋さんまでバラエティ豊富で、何を食べようか迷ってしまうほどです。
なんでこんなに大学生がいっぱいなの?!
会場を見渡すと、大学生がいっぱい。ステージ設営や会場整備などに走り回っていたのが宮崎公立大学3年の河上さん。大学の講義でこゆ財団の運営についての話を聞いて、興味を持ったのがきっかけで、5月のこゆ朝市から参加しているそうです。
「イベントが好きで、自分でもいろいろ企画しています。こゆ財団では、大学生である自分の意見でもきちんと聞いて、よければ『いいね』と返してくれるので、一緒にやりやすいです」。多くの大学生に声を掛け、一緒に参加しているということで、ステージをのぞきに行ってみました。
「こゆ夜市、始まります」の発声をしてくれた司会の大倉さんも宮崎公立大の3年生。将来はアナウンサーを目指していて、ステージ出演者とのフリートークも全部、自分で考えているというからスゴい。
ステージで熱唱していた「宮崎大学アカペラ部 いわし雲」も河上さんから誘われ、「アカペラをいろんな場所で広めたい」と5月から参加している。ステージの後は「夜市は、お祭りっぽくて楽しい」と、浴衣姿のまま夜市を満喫してくれていた。
大学生のキラリと光るアイデアで、楽しく販売
グルメブースを回っていると、「ラムネ~、干物~」と元気な声が聞こえてきました。
「干物とラムネと……♡」は、宮崎公立大学経営学ゼミのメンバーで初出店。「自分たちでイチからやってみよう」と、メンバーの実家の商品を取り寄せ、どう売るのがいいか考えたのだとか。干物の香ばしい香りが食欲をそそって、焼きながら売るのはいいアイデア!
同じブースには公立大学の韓国文化研究部が入り、チヂミを販売。将来の目標は「地域活性化に携わっていくこと」と話す吉田さんは「女性に特に好評です。人が多くてびっくりしました」と手ごたえありの様子。
チヂミを入れるカップにひと言韓国語が書かれていて、さらに名前も韓国語で書いてくれました。こちらも楽しいアイデアです!
こゆドッグの屋台では、河上さんと一緒に参加した濵川さんと原さんが奮闘中。彼女たちも講義を聞き、興味を持ってくれたメンバー。
「商店街にいろんな人が関わって、にぎわっているという話を聞いて、財団メンバーで行動に移したことがすごいと思いました」と、大学生はそれぞれメッセージを受け取って力を発揮し、会場を活気づけてくれていました。
地元の人も一緒に商店街を盛り上げたい
商店街の喧騒を外れて、すぐそばのさくら南公園でゆっくりできるのもうれしいポイントです。公園にはテーブルとイスが並び、ミュージカルを放映していました。
そこで、かわいい双子の男の子を連れた金丸さんご家族とおしゃべりさせてもらいました。
「朝市も毎回、来てます。孫に引っ張ってこられますよ。鶏めしとこゆドッグが定番です」とおじいちゃん。保育園や小学校へのPRが奏功して、子どもたちがけん引役になってくれているそうです。「商店街の活気を生むためにも応援したい」と話していました。
ステージの締めは、出店者や商店街の女性たちによるダンスナンバーです。見ていた人たちもステージに上がり(引っ張り上げて?)、盛り上がりました!
「グリーンショップKフラワー」の長友さんは「商店街にどんな店が並んでいるか、知ってもらえるといいですね」と、夜市のにぎわいを目にし、これからに期待をかけていました。
2018年9月も夜市を開催
この日、会場中を駆け回っていたこゆ朝市担当の鈴木伸吾さんは、夜市への思いをこう語ります。
「中学生や子どもたちが、開始前から来てくれていたのが、まずうれしかったですね。一番の思いは、この町で育つ子どもたちに、誇れる場所、最高の思い出を作ってあげたいということです。今回、こゆ地区のおいしい食べ物、楽しい人に集まってもらって、そういう場をつくることができたと思います」。
次回は、2018年9月16日(日)18時~21時。さらなる楽しい企画を計画中です。