本当は秘密にしたい穴場カフェ!新富町にできた“TEAペアリングサロン”とは?
2023年2月、宮崎県新富町にとってもステキなお店が誕生しました。その名も、TEAペアリングサロン「茶LON DE THÉ MORIMO茶(サロン・ド・テ・もりもっ茶)」。自分へのご褒美に、大切な人のもてなしに、記念のデートにもぴったりな、贅沢な時間を過ごせる場所です。
たった1回の取材でお店の魅力に取り憑かれ、「これはみんなに良さを伝えたい!」と、この原稿を書き始めた筆者ですが…。すみません、本音では「教えたくありません」。
なぜならお店はカウンター8席しかなく、人気が出て予約困難になるのは時間の問題だから。自分だけ(ではありませんが)の秘密スポットとして、好きなときにたっぷり堪能したいんです!
と、ここまでの欲望全開な長い前置きに付き合ってくれたあなたに、リポート形式で「茶LON DE THÉ MORIMO茶」の魅力をお伝えします。実際に訪れたときの感動を味わってほしいので、続きが気になる!という方は、ぜひ足を運んでみてくださいね。
1.まるでバー⁉︎ ワイングラスでお茶の飲み比べ
「茶LON DE THÉ MORIMO茶」は、有機JAS認定圃場で栽培している新富町のお茶農家・豊緑園さんが、「飲み比べをしながら、お茶の味や香りを堪能してほしい」とオープンしました。
お店へ足を踏み入れると、まるでバーと見まごう内観。木の香りに包まれたカウンター上には、天井から吊り下げられたワイングラスが並びます。
このワイングラスに豊緑園の水出し冷茶を注ぎ、飲み比べができるんです。
選べる種類の多さによって、2つのメニューが用意されています。新富町の地名にちなんだ「新田原(にゅうたばる)OMAKASE SET」と「追分(おいわけ)OMAKASE SET」です。
迷わずたくさん飲める「追分」をチョイス!
さっそく、5種類の水出し冷茶の中から気になったお茶を3種類セレクトして、ワイングラスに注いでもらいます。これだけで特別感がありますね!
普段は「お茶」とひとくくりにしていますが、比べてみると香りや味、口当たりまで違いがはっきりわかります。お店だからこそできる飲み比べ、おすすめです!
2.マスターのお茶への愛がすごい
応対してくれたマスターは、豊緑園の3代目である森本健太郎さん。とにかくお茶の知識量と熱量がすごいんです!
先ほど、水出し冷茶が5種類あると書きましたが、それぞれの味や香りの特徴だけでなく、育てた畑のこと、いつどんな目的で作られた品種かなど、深〜い話がどんどん出てきます。
冷茶のあとは、温かいお茶と紅茶タイムへ。少人数だからこそ、なんでも聞ける距離感がちょうどよく、おいしいお茶を淹れるコツも教えてくれました!
3.ここだけのオリジナルスイーツ&アペリティフ
お茶と一緒に出てくるのが、オリジナルのスイーツとアペリティフ(前菜)。お茶のパウダーをまぶしたり、お茶の餡を練り込んだりと、どれもお茶にちなんだ品を用意しています。
茶LON DE THÉ MORIMO茶の隣には、同じく豊緑園さんが運営している、お茶と大福のお店「みどりとすずめ」があります。しかし、「あえてここでしか食べられないものを提供する」ことで、特別感を出しているのだそうです。
スイーツやアペリティフまでお茶づくしだと、飲み物のお茶と相殺してしまうのでは?と心配していましたが、香りを邪魔することなく、しかし濃いめの味付けで、ゴクゴクとお茶が進むいい塩梅! 「これもお茶と合うんだ」と新しい発見につながりました。
4.景色もバッチリ!(よその)お茶畑の借景が◎
お店のこだわりは「景色」にもありました。カウンターにある大きな窓の向こうには、青い空とお茶畑が広がっています。
「うちの畑じゃないんですけどね。これがほんとの借景です(笑)」とのことですが、開放感があるのでよし! 雄大な景色を見ながら楽しむお茶は、家で飲むお茶とは違った味わいです。
マスターとの話に花を咲かせていたら、あっという間に時間が経ってしまいました。「追分」コースにある計5種のお茶を堪能し尽くしたいなら、前後の予定に余裕を持っていくことをおすすめします。う〜ん、やっぱり秘密にしておきたい(笑)。
ゆったりと過ごしてもらいたいと、お店は完全予約制です。前日までに電話もしくはInstagramのDMでご連絡ください。
【茶LON DE THÉ MORIMO茶】
住所:宮崎県児湯郡新富町日置5190-1
営業時間:11:00〜16:00
店休日:毎週月・火曜日(月火が祝日の場合は営業)
電話:080-8746-6051
Instagram: https://www.instagram.com/salon_de_the_morimocha/