食べて実感!「大木農園」のきんかん&日向夏の人気の理由とは?
その美味しさで群を抜く、新富町「大木農園」のきんかん&日向夏。宮崎の代表格と言える柑橘2種です。1年かけて作り上げた果実が甘みを増し、いよいよ収穫シーズンを迎えます。ご主人の英市さんと定子さんに、今年の出来と美味しい食べ方を聞きました。
25年前に始めた、ビニールハウスでの種無し日向夏栽培
新富町新田(にゅうた)で日向夏の栽培を始めて25年目という、大木農園の大木さんご夫妻。種無し日向夏のビニールハウス栽培方法を大学の先生から指導を受け、当時、町内4軒の農家さんが栽培をスタート。大木さんはその10年後に、病気に強くて味が良いとされる新品種に植え替えをしたそうです。その頃の仲間は栽培を辞め、今は大木農園さん1軒のみだとか。
気になる今年の出来は?
「東北や北海道など、柑橘類の少ない地域から特に人気やね」と話すのは、奥様の定子さん。ビニールハウスにおじゃました2019年12月19日は、果実をおおっていた袋を外した数日後で、緑色の果実がだんだん黄色に色づいてきた頃でした。「今年は粒がそろってね、サイズが大きいよ。甘みものってきたし、楽しみやね」と言いながら、ひとつ味見用に切ってくださいました。
白皮の甘みと、コクのある果汁が最高!
皮にナイフを入れたとたん、日向夏特有のさわやかな香りが弾けます。黄色い部分だけをむき、白いふわふわの部分ごと、ひと口サイズにそぎ切りにします。
一ついただいてみると…う、うまい! まだ収穫期に到達していないのに、驚きの美味しさです。これからさらに酸味が抜けて甘みが増すのだそう。
「白いところがまた、美味しいとよね」
「黄色い皮でマーマレードを作っても美味しいよ」
と定子さん。
「わさび醤油をちょっとつけて食べたら、焼酎のつまみよ」
と英市さん。
農家さんならではの、通な食べ方ですね。
完熟きんかん「大きくて甘〜いよ」
隣りにある、きんかんのビニールハウスへ。朱色がかった鮮やかなオレンジ色に色づいたきんかんが、無数に実っています。一つひとつが、きんかんとは思えないほど大きい!
宮崎のブランド「完熟きんかんたまたま」は、Lサイズ(2.8センチ)・糖度16度以上という規定があります。もちろん大木農園からも、完熟きんかんたまたまが例年以上に出荷できそうです。
「1月14日の解禁日に合わせて、収穫を始めます。忙しくなるけれど、皆さんに喜んでもらえると思うとうれしいですよ」と英市さんが晴れやかな笑顔で話してくださいました。
やっぱり生で丸かじりが一番!
加工用とは違って、完熟きんかんは生で丸ごと食べるのが一番! 皮の部分は苦みやえぐみがほとんどなく、甘みたっぷりです。軽く水洗いしたら、パクッとどうぞ♪ 手軽にビタミンCが補給できるので、冬の体調管理にも一役買いそうです。
ふるさと納税返礼品で選べます
味の良さで定評のある大木さんちの日向夏、きんかんは、新富町のふるさと納税返礼品の中でも人気商品。予約順に、1〜2月から出荷されます。ぜひお早めに!