隠れ里に食通が殺到!? しんとみ秘蔵の「○○ぶどう」を食べてみた
「ぶどうの名産地は?」と聞かれて、どこが浮かびますか?
山梨県? 岡山県? 確かにいずれも有名なぶどうの産地ですね。
しかしそこから更に南、宮崎県新富町で作られている究極レベルのぶどうをご存知でしょうか。
ゆえに秘蔵!「隠れぶどう」
新富町を通る国道を外れ、緑豊かな山道をのぼり数分。
「目的地に到着しました」というナビの声に辺りを見回して「…あれ?」と言うような場所。
そこに「竹村ぶどう園」はあります。
なんとこの場所、インターネットで検索しても出てこないから大変。
住所を番地まで知っている人か、たまたま直売の時期に通りかかった人だけが見つけられるのです。
地図に載っていないぶどう園――まさに「隠れ里」の様相でした。
どこから見ても「極上ぶどう」
竹村ぶどう園で作られているぶどうの中でも目玉といえるのが、
ふるさと納税の返礼品にもなっている「藤稔(ふじみのり)」という品種。
「黒ぶどうの王様」と呼ばれるピオーネの次世代にあたります。
巨峰系のぶどうの中でも桁外れに大きい粒と、ジューシーな果肉が特徴です。
近所はおろか、デパートでもなかなかお目にかかれない高級品。
そんな藤稔も、竹村ぶどう園では当然のような顔で鈴なりになっていました。
園主・竹村定雄さんの案内で藤稔の畑に入ると、
まだ袋がかかっているのに「ふわっ」とぶどうのいい香りが。
その中をずんずん進んでいく竹村さん。「となりのトトロ」のワンシーンのように
ツルや葉っぱをかき分けながら後を追います。
汗が首筋を流れ出した頃、とある一房の前で竹村さんの足が止まりました。「うん、これやな」
かけられた袋が取り払われると、そこには夜空色の、丸々としたぶどうの粒。
思わず「うわぁ…!」とため息が漏れます。
よくぞ落ちないものだと思うほどずっしりとした一粒一粒は文字通り「たわわ」です。
粒ぞろい!「一番ぶどう」
今年も7月27日から直売が始まりました。
竹村さんのご自宅の一角には、今年初の藤稔がそうそうたる顔ぶれでどっしりと並んでいます。
直接買いに来るのは近隣の市町村に住むお客さん。
その方々がお中元といった贈答用として東京などに送ると、
今度はその送り先から注文の電話が殺到するといいます。
毎年そうした口コミで「知る人ぞ知る」の「知る人」がどんどん増えてきたそうです。
「品物がなくて対応できないくらいよ」と笑う竹村さん。
東京で食べた人たちがどんな顔で竹村さんに電話をかけたか、少し想像できる気がしました。
独り占め!「噛むぶどう」
ここで食べずにいつ食べる! 今でしょ! ということで、先日ついに決行しました!
あまりの贅沢さに今までやれなかった、夢の「藤稔・一房まるごと独り占め」。
狭いアパートの一室に貴族が誕生した瞬間でした。
優雅な気分で口に入れるも、ぶどうの食べ方を20数年目にして改めることになりました。
今までのぶどうは噛むか噛まないかのうちに「ぴゅっ」と飲み込んでいたのですが、
藤稔はあまりの大きさと密度のため、しっかり「もぐもぐ」する必要があったのです。
皮の中から弾けるように出てくる、みずみずしく、しっかりとした果肉の食感。甘い果汁の香り。
喉を通るときにはつるっと…そんなしあわせな感覚で口の中が一杯になります。
食べながら、何かを忘れているような気がする…と思ったら、種を吐き出す作業がない!
藤稔は巨峰系ながら種無しのぶどう。
面倒くさがりで、あまり巨峰には手をつけてこなかったわたしにとって、とても嬉しい驚きでした。
今までにない、濃すぎるぶどう体験。
一人もくもくと食べていても、どうしても「ふふふふふ」と笑みが漏れてしまいます。
「今年はいいもんができた。お客さん喜ぶと思うよー」
竹村さんのこの言葉と満足そうな笑顔が、ふとよみがえりました。
伝えたい、広げたい、この気分
「うれしい」「しあわせ」という気持ちは、誰かに伝えたくなるもの。
実際わたしも、高鍋町に住んでいるぶどう好きの祖父母に一房プレゼントし、
いい笑顔を見ることができました。
そしてその祖父母も「福岡のおじちゃんに送ろうかねえ」と
その場で言っていたことから、きっとその気持ちが移ったのでしょう。
一緒に食べて、「ふふふふふ」をしたくなる。
これはきっと、本当においしいものでしか感じられないこと。
しんとみ秘蔵の「竹村ぶどう」は、
忘れかけていた「伝えるしあわせ」を思い出させてくれるぶどうでした。
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