新富町上新田のJA児湯 上新田出張所となり。小さなお弁当やさん『Happy Dish（ハッピーディッシュ）』があるのをご存知でしょうか。

昨年オープンし、１周年を迎えたばかり。町民でもまだ知らない人も多いのですが、「美味しい！」というウワサは徐々に広まっているようです。

弁当屋が少ない新富町で地道に営業努力

JAさんの駐車場を通り抜けたところに、『Happy Dish』の看板を見つけました。お客様が立ち寄る販売窓口にはウッドデッキが設置され、椅子も置かれています。

実はここ、以前は調理施設だったところを、『Happy Dish』を運営する（株）フィーストの池田和弥代表がお弁当屋さんに改装したのだとか。

新富町出身の池田さんが、脱サラして一念発起！　約1年前の2019年3月に、この地にお弁当屋さんをオープンさせました。

「新富町は弁当屋が少ないし、ここって土地勘のある方ならお隣の木城町や高鍋町から10〜15分で来れるんですよ。一度来たら毎日のように買いに来てくれるお客さんもいて、うれしいですね」。

確かに、調べても新富町でお弁当屋と名乗る店はあと1〜2軒ほど。

10個以上で配達もしますが、近くの企業さんなどにはお弁当数種類を車で運び、その場で販売する営業スタイルも行っています。

「うちの配達スタッフが客先の状況を把握しているので、どんなお弁当を何個くらい持っていくとか、ある程度予測して持ち込み販売もしています」。

これはもうお弁当の移動販売！　気の利いた営業努力をされています。

お客様を思う気持ちでメニュー調整

お店の人気メニューは？　…とうかがいましたが、どれかが集中して売れるということではない、とのこと。

仕事の途中に、会議の弁当に、子どものスポーツ大会に、…そして、今日のランチに♪

ランチ用のお弁当以外でも仕出しやオードブルなど、予算に応じて対応してくれます。

また、お客様の食べるシーンに合わせて、メニューを細かく調整して作るのがお店の信条。団体用の予約注文が入った場合、何歳くらいの、どんな人が食べるのか、どんなシーンで食べる食事なのか、細かく聞き取ります。

「年配の人には揚げ物を少なくしたり、子どもが主役の場合ならハンバーグや唐揚げとか…。旬の食材を使いながら、できるだけお客様に合わせた内容にしています」。

この真心の込もった対応が、1人また1人とファンを増やしている理由なのですね。

もちろん定番メニューもあり、幕の内弁当からチキン南蛮弁当など、定番のお弁当が約20種類。予約をすれば特注弁当やオードブルなど、好みと予算に合わせて対応してくれます。

店頭に来てから注文してもOK。全て注文を受けてから作るので、出来立ての美味しさです！　急ぐ場合はあらかじめ電話注文することをオススメします。

おすすめメニューはコチラの記事から。

スタッフとの厚い信頼関係。味へのこだわりが伝わるご飯の美味しさ！

池田さんと7人のスタッフで切り盛りする『Happy Dish』。

「急な注文の時も、都合のつくスタッフが集まってくれるので対応できています」と、スタッフへの感謝の思いを語る池田さん。

そんな池田さんとメニューを考案する、最年長の長友さん。もともと料理上手と評判で、お店ではもっぱら味付け担当。特に煮物など、他の人には出せない味なのだとか。

「食べて喜んでもらえるとうれしいので、やりがいがあります。うちの社長も勉強熱心なんですよ。あちこち食べ歩いてはお弁当のヒントにしているようです」と長友さん。

「私はお米にこだわりましたね。行き着いたのは、宮崎県西都産のブレンド米。冷めても美味しいですよ」と池田さん。

確かに、食べてみると香りや風味がひと味違う！　ご飯だけでも美味しく食べられちゃいます。

オープンからようやく1年。

スタッフが協力しながら、地元に愛されるお弁当屋さんへの道を一歩一歩進んでいます。

地元のみなさん、新富町に来られたみなさん、ぜひその味を確かめてみてくださいね♪