お茶と大福はしあわせの味♡愛されお茶屋さんの『みどりとすずめ』
ようやく桜がほころび始めた3月29日(日)。雨天続きで迎えたこの日は、青空がのぞく好天! 有機栽培茶「もりもっ茶」で人気を誇る新富町の茶生産農家「豊緑園」さんのお店『しあわせのお茶と大福 みどりとすずめ』が、多くのお客様の笑顔に包まれてオープンしました。
“みどり”と“すずめ”が意味するものは?
新富町はお茶の産地。『みどりとすずめ』をオープンさせた豊緑園の代表・森本健太郎さんは祖父の代から茶農家で、父の代に新富町に移住しました。
お茶の有機栽培を始めて20年あまり。自然にも人にも優しいお茶「もりもっ茶」が人気を集めています。
同店店長で奥様のあやさんは新潟出身。北陸地方ではモチモチしてコシの強い餅が伝統で、同じ北陸地方・石川県松任市の農業法人「六星」さんの和菓子ブランド「豆餅すゞめ」で誕生したもりもっ茶とのコラボ商品“もりまっ茶大福”に衝撃を受けたそう。そして「宮崎でもりまっ茶大福屋さんを」という3年越しの夢がついに実現!
みどり=お茶や自然、すずめ=餅、といったところでしょうか。
詳細はブログ記事「六星さんとの出会いから、みどりとすずめ誕生について」に書かれているので、ぜひ読んでみてください。
青空と笑顔のオープン当日
この日の前後は曇りや雨の曇天続き。…だったのに、空も祝福するかのように晴れ間をのぞかせ、10時のオープン直前には来店者が店頭に集まりました。
森本代表や奥様のあやさんと交流のある町内外の仲間たちが、駐車場整理や写真撮影など献身的にサポートするなか、
「只今より『みどりとすずめ』開店いたします!」
森本代表の挨拶を皮切りに、お店に吸い込まれていく人たち。店内ではもりもっ茶の人気商品“満月茶”が振る舞われ、お茶を飲みながら商品を選んでいました。
サポートスタッフも来客者も顔見知りが多いようで、笑顔に包まれたスタートとなりました。
メイン商品は、有機栽培の抹茶「もりまっ茶」を生地にも餡にも使い、お茶の風味と鮮やかな緑色が楽しめる「もりまっ茶大福」と、北海道産の無農薬・無化学肥料の小豆と黒豆などこだわりの素材で手作りする「すずめの黒豆大福」。体に優しく、シンプルな美味しさを追求しています。
どちらも餅は六星さん栽培の白山餅米使用。柔らかく、モチモチした食感で1個パクリと食べ切ってしまいます。
スタッフが目の前で大福を仕上げる様子を見ながら、ふと店の奥に目をやると、お店のロゴがついた杵つき機が。これで毎朝餅をつき、つきたての餅で大福を作るのだそうです。
ほうじ茶とまっ茶2種類の味が楽しめるわらび餅や、旬のイチゴをもりまっ茶大福で包んだ「もぎたて苺大福」も並んでいました。
新たな立ち寄りスポットに住民も期待
町内の川床地区にお住まいの、こちらのご夫婦にインタビュー。Facebookでオープンを知り、来てみたそうです。一口食べたご主人から、
「この餅、美味しい!」との感想が。中の餡にたどり着く前に、大福の餅の美味しさに感動された様子。
「仕事に行く前に立ち寄る場所ができました」と話してくださいました。
また奥様も、「お洒落すぎるカフェは敷居が高い。こちらはほっこりできるいい場所ですね♪」
と、交流が広がりそうな新しい町の立ち寄りスポットの登場に、顔をほころばせていらっしゃいました。
実は店内の床や壁に、浄化作用のある麻炭が練り込んであります。風通しの良い高台なので、居心地の良さも抜群です。
思いを実現し、交流を広げて
長年の思いを実現し、「みどりとすずめ」をオープンさせた森本社長とあやさん。オープンから2カ月が過ぎましたが、想定以上の来客も周りのサポートのおかげで乗り切っているようです。
お客様と直接ふれあえ、また有機栽培にこだわった自分たちの活動と思いを直接伝えられる場として、実店舗を開くことは長年の夢でした。
「『美味しかった、また来たい』と言っていただけるのが本当にうれしくて。元々社交的な義母も、そんな言葉に長年の苦労が報われる思いをさせていただいているようです」とあやさん。
地域を愛し、地域に愛される茶農家のお店。
温かいお茶と、手作りの大福で、ひと息ついていきませんか?
お問合せ
みどりとすずめ【 公式HP 】
住所:宮崎県児湯郡新富町日置5190-1 【 地図 】
電話:0983-32-1285
時間:10:00〜17:00
店休:毎週月・火曜日(2020年7月6日〜)
運営:有限会社豊緑園もりもっ茶