【簡単レシピ付】新富町のズッキーニがおいしすぎる!
青々としたズッキーニの葉が一面に広がるビニールハウスの中は25℃。
ポカポカのビニールハウスの中で、お話を伺ったのは高橋和太郎さん。
地元のJAで営農指導員として40年勤務したのち、退職後も地域農業の発展に貢献しながら多くの野菜や果物を育てています。
野菜作りの達人!髙橋さんが作るズッキーニ
1つの株で収穫できるズッキーニは20~30本
毎朝、ズッキーニの実がつく雌花に雄花の花びらをとり、ひとつひとつ丁寧に花粉を雌花につけていきます。ズッキーニは成長が早く、種を蒔いて、50日~60日という短期間で収穫できるのだとか。
ハウス栽培では10月~11月、12月、植え替えて2月~3月、4月までの2作型。次から次に植え替えていきます。ビニールハウスの隅には黄色のズッキーニも。黄色のズッキーニは収量があがらないため、値段は少し高めで希少なのだそうです。
トマト、きゅうり、ピーマン、メロン、スイカなど、大体の品目は作ってきたという高橋さん。営農指導員としてJAに勤務する傍ら、実際に野菜を作り、自らが体験し学んだことを自分の言葉で農家の方へ伝えてきました。
「技術員は農家の方に指導しなきゃいかんでしょ。やっぱり自分で作りながらせんと、本や人のを見たって教えられるもんじゃないですよ」。
高橋さんには、どの品目の野菜でも相談があれば答えられるという自信があります。
「生産者側も聞いただけじゃだめ、そういう指導をしてきました。農業はそれが基本。自分で試行錯誤することをせんとね」。
珍しい果物があふれる
ビニールハウスには、他にも珍しい野菜、果物がいくつも栽培されています。
マンゴー、ライチ、アボカド、ジャボチカバ、森のアイスクリームと言われるアテモヤなどなど…
「趣味みたいなもんでね!マンゴーを育ててたから、この温度を利用して何ができるか色々試してみちょっとよ」。
「植えた以上は、手をかけんとね」。
ひとつひとつの野菜、果物を、次々と丁寧に案内してくださる高橋さん。
何より楽しんで作っていらっしゃる様子が伝わってきます。
農業は山あり谷あり!
新富町の農業を支えてきた高橋さん。
農業は、自然と向き合いながら自分でやったことが跳ね返ってくる、楽しくてやりがいのある仕事。しかしながら、好きだけでは務まらない精神力が必要な仕事だと語ります。
現在はベテランの方が増え、 技術を指導する人材も少なくなってきているのだとか。
これから農業を学んでいく新規就農希望者が相談できる環境作り、技術指導員の制度の充実、そして新富町の大切な農業がいつまでも受け継がれていくことを願っています。
採れたてズッキーニを調理してみた!
所要時間約5分!【クリームチーズのズッキーニロール】
①ズッキーニをピーラーで縦にスライスします。
②ロースハムは半分にカット、クリームチーズは巻きやすい大きさに長方形にカットします。
③ズッキーニにカットしたロースハムを乗せ、クリームチーズを巻いていきます。
④かわいいピックで刺します。
⑤ズッキーニロールとお皿にオリーブオイルをポツポツと垂らし、ブラックペッパーを振りかけます。
パセリをふりかけるともっとおしゃれに♥ズッキーニは、生でも味にクセがないため、とても食べやすく色んな食材に合わせられます。
ズッキーニの柔らかな食感がやみつきに【ズッキーニのミートグラタン】
① ズッキーニを食べやすい大きさにカットし、オリーブオイルで若干焦げ色がつくまで炒めて取り出します。
② にんにくをオリーブオイルで炒めます。
合挽き肉、トマトホール缶、玉ねぎのみじん切りを加えて炒め、コンソメ、ケチャップ、オイスターソースを入れて味を整えます。
③ 耐熱皿に②のミートソースを盛り、①のズッキーニを盛り付けます。
④ チーズを振りかけ、オーブンで焼き色がつくまで焼きます。(200度で10分程度)
児湯の恵み、宮崎県の新富町で採れた旬の野菜を味わってみませんか。