わずか1年で寄付額が2倍に! 地域商社だからできるふるさと納税のアプローチ
ここ数年で浸透してきた「ふるさと納税」。みなさんは利用された経験がありますか?
ふるさと納税について初歩的なところから教えていただけますか?との問いに「全然大丈夫ですよ!まずは仕組みからお話ししますね。」と優しくお返事していただいたのは、一般財団法人こゆ地域づくり推進機構(こゆ財団)でふるさと納税を担当する黒木雅史さん。
今さら聞けない「ふるさと納税」のしくみや「新富町のふるさと納税」の特徴について、わかりやすく説明していただきました。
そもそも、ふるさと納税って?
「ふるさと納税」は、税制を通じて、ふるさとに貢献したい!ふるさとを応援したい!という想いから導入された制度です。
全国の自治体への寄附金を通じて返礼品(特産品)がもらえたり、税金が控除されます。
ふるさと納税の3つのメリットについて教えていただきました。
1.自分の住んでいる自治体以外で、自分のふるさとや好きな自治体に寄付できる
2.寄付をした自治体からの返礼品がもらえる
3.寄付額に応じて税金が控除される
「ふるさと納税は形式上は寄附金ですが、唯一自分の意思で納付先を自由に選ぶことができる納税ということですね。」と黒木さん。
なるほど!とってもわかりやすいです。
地域商社だからできる「特産品の選択と集中」が人気の秘密
昨年度の新富町のふるさと納税額は9億3,000万円!なんと前年度の倍以上になりました。
ここ3〜4年で、ふるさと納税が浸透してきて、飛躍的に寄付が集まるようになったそうです。
【新富町のふるさと納税額】
2015年度 2000万円
2016年度 4億円
2017年度 9億3,000万円
その理由については、返礼品の送付が盛んになったことや、以前は1割だった控除の上限額が2倍になったことなど、制度の改良もあるようですが、ふるさと納税の利用者の目的はやはり「魅力的な返礼品があること」。新富町では昨年設立されたこゆ財団が、野菜と果物が毎月異なる内容で届く「定期便」を開発。多くの申し込みを受けることにつながったそうです。
他の市町村では役場が運営をしているふるさと納税。行政の性格上、特定の生産者や事業所の商品を取り上げるのは難しい面があります。しかし地域商社であるこゆ財団は、地域のその時々のいいものをチョイスし、お客様に一番喜んでいただける内容を優先して商品を組めるところにメリットがあります。
新富町のふるさと納税はこゆ財団のそうした特性を最大限に生かし、もっとも旬や地域性を感じられる特産品を寄付者の皆さんにお届けしている。それが、寄付額の大きな伸びにつながっているようです。「これまではやり方自体もわからなかったメールマガジンやSNSでの情報発信など、寄付者の方にいかに有益な情報を提供できるかにも注力しています」(黒木さん)
新富町へのふるさと納税はどこから申し込めるの?
新富町へのふるさと納税は、4つのサイトからお申込みいただけます。
各サイトの特徴に合わせ、写真などを工夫して掲載されているそうです。
【ふるさとチョイス】新富町掲載ページはこちら
現在、全国1788自治体、15万点以上の特産品を掲載しており、寄附する自治体を選べる「ふるさと納税総合サイト」。
新富町への寄付をしていただく方の約半数はこちらのサイトからのお申込みだそうです。
【ANAのふるさと納税】新富町掲載ページはこちら
ANAのふるさと納税サイトから寄附をされた方には、寄附金額100円につき1マイルがプレゼントされるのが特徴です。
マイルはANAの特典航空券などと交換できます。
【楽天のふるさと納税】新富町掲載ページはこちら
楽天ふるさと納税は、寄附の申込み手続きが簡単。楽店の会員情報を使ってお買い物と同じフローで簡単に寄附ができ、楽天スーパーポイントも使えます。
【宮崎県新富町ふるさと納税特設ウェブサイト】新富町ふるさと納税
一般財団法人こゆ地域づくり推進機構 ふるさと納税係が運営する特設サイトです。
他のふるさと納税ポータルサイトにはないレアな商品が掲載されていることも。
新富町が誇りを持ってオススメする「ふるさと納税」の返礼品。
このまちの自然が育てたたくさんの恵みを、人々の温かさと共にお届けしているのですね。
「ふるさと納税」に関わる新富町の方々の想いが、全国へ届きますように。