2周年でますますパワーアップ。6月「こゆ朝市」は遂に商工会とのコラボも実現!
2019年6月16日(日)に開催された、新富町の「るぴーモール虹ヶ丘商店街」恒例行事『こゆ朝市』。
先月降雨で中止となった2周年記念祭がリベンジ開催され、35以上の出店者が会場を盛り上げました。
当日は、梅雨の真っ只中というのを一切感じさせない快晴に恵まれ、南国宮崎らしい一日に。
商店街に収まりきらないほどの人
10時にスタートした朝市。
すでに行列ができているブースがあるほど、商店街には人があふれていました。
商店街に人を集めたい。
子供達の思い出に残るまちにしたい。
そんな想いでスタートした朝市が、様々な苦難を乗り越え町民の生活に定着していることを感じられる光景です。
初参加の出店者や関係者が続々と
毎月開催されるイベントなだけあり、見慣れたメンバーや出店者が増えているのは当然ですが、今回は初めての出店者も特に多く見受けられました。
地元新富町の商工会メンバーもその1つ。
商工会女性部は、これまでも参加していましたが、今回は理事会やカード会、青年部など、商工会が総出で共に盛り上げていました。
今回、朝市に出店するに至った経緯について新富町商工会の井崎会長は、
新富町商工会が発行している新富町商工会商品券を、より多くの方に認知・利用してもらうことが一番の目的。これまで商工会会員が利用する程度で、一般の方にはほとんど認知されていなかったと痛感しています。
受け身の体制で販売していたこれまでのやり方を一新し、今後はもっと外へ売り込もうとしている中で、「こゆ朝市」での販売を思い立ち、出店を申し込みました。
防災無線での呼びかけなど、事前にアナウンスしていた影響もあり、本当に反響が良くて満足しています。
合計100万円分用意された商品券は1時間で完売。
商工会では、他にもダーツゲームの出店や、ラムネの早飲み、わんこそば早食い対決などのイベントで朝市を盛り上げていました。会場内を動き回る商工会のメンバーも目立ちました。
特にわんこそば早食い対決は、親子参戦でお互いに声援を送りながら、そばをかき込む姿が印象的。
最後は大人だけの特別対決も行われ、小嶋町長も参戦!大きな笑い声と声援が飛び交っていました。
西都市からは「STAR FRUITS COMPANY」が初出店。宮崎特産品のマンゴーを販売。「小さな商店街の朝市が、こんなに盛り上がっているとは予想外。びっくりしています」と口にしていました。
海岸を守りたい! 学生が情報発信
出店者の中には、大学生の姿も多く見受けられました。
宮崎公立大学からは、3ブースが出店。10名の学生が元気の良い声を響かせました。タピオカジュースやネイルサロンのブースのほか、2名の学生がアカウミガメの産卵地で知られる富田浜の情報発信に挑戦。
「富田浜を日本一にしましょう」と、海岸のゴミ拾いなどを朝市の参加者に呼びかけていました。
彼らは7月21日も朝6時からゴミ拾いをするそうです!
宮崎県のことについて調べている中で、富田浜がアカウミガメの産卵地になっていることを知りました。
しかし、それと同時にゴミなどの問題で貴重な産卵場が失われる危機に面していることも知るきっかけになったのです。少しでも僕たちにできることをやりたいと考えて、今回の取り組みを実行しました。今後は民泊なども絡め、新富町外の学生を中心に呼び込み、現状を知ってもらうことも検討しています。
7月21日は一人でも多くの人が富田浜に集まるといいですね!
私たちが作った野菜を完売させたい
新富町立富田中学校の生徒は、自分たちで栽培した野菜の販売に挑戦!
先生に話を伺うと、
去年に続き、今回で2回目の出店です。特別支援学級の生徒が学校の畑で育てた野菜を、生徒会長や生徒会執行部の生徒たちに協力してもらいながら販売をしています。
とのこと。生徒たちに意気込みを聞いてみると、
「全部売れるように頑張ります!」
と、元気のよい返事。山積みにされた野菜は、あっというまに完売。満足そうに片付けをする生徒や先生の姿がありました。
毎月第3日曜は、商店街が多様な人が交わる場になっています。来たる7月21日は、暑い日中を避けて夜に開催。昨年も好評だった「こゆ夜市」が帰ってきます! 朝市とは打って変わって、浴衣姿の子どもたちやお酒を片手に語らう大人の姿が見られます。「こゆ夜市」をぜひ体験してみてください。