JAこゆ牛も出品「第10回宮崎県肉畜共進会」終了!

晴天で気温も上がった10月23日、都城市高崎町にあるミヤチク高崎工場にて「第10回宮崎県肉畜共進会」が開催されました。牛・豚の枝肉を審査し、評価する大会で、肉牛枝肉部門には各地区の代表となった計100軒の肥育農家が参加。JA関係者やバイヤーなど多くの人が集まりました。

JAこゆ牛の産地を含む西都・児湯エリアから出品した肥育農家は、全16軒。8月末に児湯畜連で行われた最終審査会を勝ち抜いた16頭が出品されました。

↓最終審査会の記事はコチラ

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会場となったミヤチク高崎工場

肉牛枝肉の部グランドチャンピオンは…

肉牛枝肉の部に出品された100頭のうち、肉質で最高ランクの5等級が全体の8割を超えるというレベルの高さ!

グランドチャンピオン(優等1席)と農林水産大臣賞に選ばれたのは、綾町の渕本一美さん。団体優勝は西諸県郡市畜産販売農業協同組合連合会でした。

西都市の黒木さんが優等3席
JAこゆ牛の入賞は…次に期待!

さすがは全国和牛能力共進会3連覇の宮崎! 超ハイレベルな戦いの中、結果としては残念ながら、今回JAこゆ牛は優等10席までの入賞はありませんでした。児湯・西都エリア全体では、西都市の肥育農家・黒木輝也さんの優等3席入賞が最高成績でした。

とは言え、児湯・西都エリアの16頭中11頭はA5の等級が付けられ、さらにサシ(脂肪交雑)の入り方を示すBMSナンバーが11番、12番という最高評価が6頭もありました。

巨大な冷蔵庫で枝肉をチェックする見学者たち

出品された全ての枝肉の断面写真と評価が展示される

 

JAこゆ牛のなかに、実に惜しい1頭があったとか。

「枝肉に、2カ月前のスキャニングで見つからなかった“しこり”があったのが、惜しかった! それがなければ確実に入賞レベルでした」と、児湯郡市畜産農業協同組合連合会の河野佳人さん。

この悔しい結果から課題も見つかったようで、今後の活動に活かされるのではないでしょうか。

残念な表情を浮かべながらも、「とにかく全体のレベルが高かった! 入賞こそしなかったものの、児湯・西都は団体4位の好成績で、中には11番、12番の評価の肉牛も出てきています。内容は決して悪くないと思いますよ。また次回に向けて…頑張ります!」と、河野さんは地区全体を盛り上げていこうと気持ちを新たにしたようです。

労をねぎらい、笑顔の昼食会

児湯・西都エリアの昼食会がなごやかに行われました

表彰式の後、児湯・西都地区から参加した肥育農家と関係者は一同に集まり、お互いの労をねぎらう昼食会。暑いくらいの日差しのもと、お弁当とふるまいの“もつ汁”を味わいながら、久しぶりに顔を合わせる仲間たちとのひとときを過ごしていました。

今回、A5等級11番で1等の評価を受けたJAこゆ牛肥育農家の小守敏範さん。「JAこゆ牛の入賞がなくて残念でした。自分個人としては、まあまあ良い成績で可もなく不可もなく(笑)。また上を目指して頑張ります」と笑顔で話してくれました。

肥育農家の小守敏範さん(左)とJAこゆ牛担当のJA職員・松永さん

休むことなく続く、牛の肥育に励む農家の皆さんは、すでに次の共進会へ向けての戦いが始まっています。来年は、もっと多くの喜びの表情と出会えることを…期待しています!

↓JAこゆ牛肥育農家の記事はコチラ

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