前菜からデザートまで蓮根づくしのフルコース!?日置流で炊かれた絶品レンコンが食べられるお店:小料理あかね
新富町の富田小学校とこゆ財団のオフィス「チャレンジフィールド」の間を国道10号線に向かう途中にある小料理あかね。
1990年頃から店主の小牟田あつ子さんが提供するレンコン料理が各メディアやテレビ番組でも特集されるなど注目の人気店です。
小料理あかねが提供するのは、新富町の特産品、水沼神社の湖水ヶ池で採れる天然の蓮根。地元の方から「水神さまの蓮根」などと呼ばれ、正月料理には欠かせない食材です。
この蓮根のルーツは18世紀末。第7代高鍋藩主の秋田種茂が藩の財政を立て直すため、大和産の蓮根を取り寄せて地元民に栽培させたとされています。
そんな歴史を感じさせる蓮根を使った料理の数々。
小料理あかねでは、小鉢なども合わせると15種類ほど蓮根料理のレパートリーがあります。その中でもオススメを伺うと、
どうせ蓮根を食べるなら「蓮根づくし」を食べてもらいたい。
前菜からデザートまで全部蓮根でできているのです。
その中でも特にオススメなのが日置流で炊かれた蓮根の煮物。
さつま芋のようなホクホクとした食感はもちろん、この蓮根が「糸引き蓮根」とも呼ばれる繊維の伸びも楽しめます。
日置流の炊き方というのは、蓮根をメインの食材としたもので、一般的には鶏肉と一緒に炊かれる調理法とのこと。
この日置流との出会いが蓮根をお店で提供するきっかけになったそうです。
それでは早速、蓮根づくしを見ていただきましょう。
1人前のフルコース(1,500円)がこちら!
先ほど小牟田さんがオススメされた煮物や天ぷら、蓮の実のご飯、蓮根の食感が楽しいゴリゴリ汁など、まさに蓮根づくし。
そして、糸引き蓮根とも呼ばれる繊維の伸びがこちらです!
実際に食べていただくのが一番なのですが、市販されている通常の蓮根では考えられないほど糸を引きます。
初めて食べた人は「なんだこれ!?」と驚きを隠せません。
味が美味しいというのはもちろん、噛んだ瞬間に優しくほぐれるホクホクとした食感と天然蓮根ならではの糸引きが楽しめる煮物は絶品!
是非立ち寄って食べていただきたい1品です。
蓮根づくしは完全予約制で、シーズン中(10月〜4月)は蓮根づくしのみランチの予約も受けています。
ランチが1500円、ディナーは2000円(刺身付き)でこのボリュームならお腹も大満足。
ここまで蓮根にこだわった料理を提供するきっかけを小牟田さんに尋ねると、
10年ほど前に、西都・児湯郡で開催された鍋合戦で、蓮根メニューの提案をしたのがきっかけかな。
宮崎県で口蹄疫が流行した後から、私の中で「蓮根で新富町を元気にしたい」って思うようになり、それからは煮物だけだったメニューがどんどん増えて現在に至りました。
最大30名収容可能の店内で宴会するもヨシ!
カウンターでしっぽり楽しむもヨシ!
それぞれの楽しみ方で天然蓮根料理の数々を楽しむことができます。
【小料理あかね】
◇住所:宮崎県児湯郡新富町富田3丁目31
◇電話:0983-33-2090
◇時間:18:00〜22:00
◇店休:日曜日
◇駐車場:敷地内有り(共有スペース)